永樂屋の仏壇造り

彦根工場の誇り

国内屈指の金仏壇製造工場。
彦根工場の強みは、七職の技を絶妙に融和させ調和のとれたお仏壇を仕上げる感性と伝統の技を学び続ける職人の心です。

彦根工場 工場長 の
こだわりコメント

彦根工場 工場長 高橋 一博

彦根工場 工場長高橋 一博

彦根仏壇は、問屋制家内工業ではじまりました。
お仏壇造りで大切な事は、各職の技術の高さはもちろんですが、工部七職の技術を調和よく組み合わせ、荘厳で繊細な1本のお仏壇に仕上げることです。
永樂屋は、 全国でも実績を証明する技と仕上げの美しさを創業時より脈々と引き継いでおります。

彦根工場の伝統工芸士のこだわりコメント

塗り師 元持

塗り師元持

『漆』という天候・気候に敏感な生き物と話した先人の知恵を生かして塗っています。


塗り師 大塚

塗り師大塚

漆塗りの仕事で、木地の形状を変えることなく、角、平、丸を木地そのままに仕上げる事にこだわり、漆に対して湿度・温度などの数値に頼ることなく、勘、コツ、経験を
生かし、常に最上の品質で素材を生かす塗りをしています。

永樂屋仏壇の証し

高い品質と確かな技術で、伝統的工芸品として認められた永樂屋のお仏壇造りをご紹介します。

本格手造り仏壇

工部七職

お仏壇造りが大きく七つの工程に分けられていることから「工部七職」(こうぶななしょく)と呼ばれている、彦根仏壇の伝統技法。

木地師

全体を造る重要な工程

仏壇造りの最初の工程が木地造りです。木地は家に例えれば骨組み、土台造りといった全体を造る重要な工程で仏壇の部分ごとに使用する木の種類を決め、その木材の選定から始まります。そして各部分の制作を行い一つ一つの部品を組み立てて1本の仏壇の木地が出来上がります。

使用する材料は長い年月の経過の中でも狂いが生じないように充分に自然乾燥させた杉材、檜(ひのき)材、欅(けやき)材などの各種木材を用途に合わせて使用します。また木地は釘を使わない、臍(ほぞ)組みによって造られています。

木地師

木地師

宮殿師

宮殿師

きわめて細かい根気のいる作業

宮殿とは、ご本尊様や仏様をお祀りする須弥壇(しゅみだん)などの壇の上にある屋根のことをいいます。また、形は寺院の屋根の形を模した本山型など各種あります。破風(はふ)や虹梁(こうりょう)など千個以上の小さな部品一つ一つ丹念に造り組み立ててゆきます。
また屋根瓦の一枚一枚も貼っていくという、きわめて細かい、根気のいる作業です。

材料は主に松材、檜材、欅材などを使用します。

彫刻師

さまざまな図柄を用途に合わせて彫り上げる

彫刻の見せ場は仏壇上部の欄間(らんま)で一枚板を丸彫(まるぼ)り・重彫などの技法で雲と天女や鳳凰、菊と小鳥など、さまざまな図柄を用途に合わせて彫り上げます。 また雲は荒々しく、天女は滑らかにと彫り方に変化をつけて、仕上った時に個々が主張しあうのではなく全体の調和が取れてまとまっていることが大切です。

材料は主に松材、檜材、欅材などを使用します。

彫刻師

錺り金具師

錺り(かざり)金具師

錺り(かざり)金具師

力強く、また優しく、そして豊かな表情

仏壇の装飾に使用される大小さまざまの金具を造ります。技法には毛彫、浮彫などのほかに出来上がった金具に更に手を加える魚子(ななこ)まきなどがあります。 地金そのものは、木材や金箔と違って無表情で冷たい印象を受けますが、その地金に錺り金具師が手を加えることで力強く、また優しく、そして豊かな表情を現してきます。1本の仏壇には数百種の金具が使用されますが、主に使用される材料は銅と真鍮(しんちゅう)で製品によって部分的に金や銀を使用する場合もあります。

材料は主に松材、檜材、欅材などを使用します。

塗り師

漆が持つ独特の光沢を最大限に発揮

彦根仏壇の大きな特徴のひとつに塗りが挙げられます。 漆は”生き物”で、塗り師がその性質性格を知りつくして作業を進めないと漆が持つ独特の光沢を最大限に発揮することは出来ません。
特に仏壇前面扉の雨戸の木目出し塗りは面積が広いため全体を均一に塗り斑(むら)なく仕上げるためには高度な技術が要求されます。 また雨戸は4枚から6枚で一組になるのでその全てが均一にならなければなりません。
数十回の塗りと研ぎ、そして磨きを経た雨戸の表面は鏡のように均一で、漆特有の深みある美しさを見せています。

塗り師

蒔絵師

蒔絵師

さまざまな技法を組み合わせ、 美しい図柄を生み出す

漆塗りを経た各種引き出しや猫戸の前面、和讃台、障子の腰板などに山水、花鳥、人物など、多彩な文様を一筆ずつ漆で描いてゆきます。また蒔絵は筆で描く以外に金粉や銀粉のほか朱、黄、緑などの色粉を蒔きつけたり、青貝などを加えたりといったさまざまな技法があり、用途に合わせてそれぞれを組み合わせて仕上げています。

彦根仏壇の蒔絵の特色のひとつに高蒔絵という文様を盛り上げて立体感のある蒔絵に仕上る技法がありその技によって多くの図柄が生み出されています。

金箔押師

熟練工部職人の誇りで有り、腕の見せ所

仏壇というと多くの方が黄金色のイメージを持たれます。それだけに金仏壇を目にされたとき、そのイメージを壊さず、それ以上の美しさと気品を醸し出していなくてはなりません。

金箔は軽く貼った後、手で押しながら整えていくので”貼る”ではなく”押す”と表現します。金箔押しは金箔を押す部分に箔押漆を塗って、塗り師が塗った漆をもう一度よみがえらせて金箔を押せる状態にします。その上に約11cm角の金箔を一枚一枚乱れなく押してゆきます。同じ金箔を使用しても押した人によって仕上がりのしっとりした光沢感や気品に違いが出来てきます。そこが手仕事の難しさであり、また熟練工部職人の誇りであり、腕の見せ所となります。
また金箔を押した上に、金粉やプラチナ粉を施しより豪華さを加えた粉仕上げという仕上げ方もあります。

金箔押師

金箔押師

組立工程

組立工程

組立工程

工部七職の各工程を経たそれぞれの部品を1本の仏壇に仕上げる最終工程で、柱や雨戸など全般に飾金具を打ち仕上げる工程でもあります。
組立に集まる部品の多くは単品でこの時点ではまだ仏壇の形はしていません。そのために組立にかかる人は組立前に組み上がった仏壇の全体像を頭の中で描いてから作業に入ります。手順通り組み上がっても仕上がりが悪いと全体のバランスを欠き、仏壇がぎくしゃくしてしまいます。

この工程でもっとも要求されるのは全体像をつかめる力量とセンスで、技術のほかにもまた手仕事の難しさに直面します。

出展・表彰実績

全国の仏壇店が日頃の成果を反映した最新作を一堂に会した「全国伝統的工芸品仏壇仏具展」にて、「通産産業大臣賞」をはじめ、各賞を受賞しています。

出展物
第22回(2015年 東京) 中小企業庁長官賞 浄土・禅・天台・真言・各宗派前開 尺六
伝産協会会長賞 全宗派袖開 べっぴんさん
彦根市長賞 浜型仏壇春日造り
第21回(2013年 東京) 連合会会長賞  
第20回(2010年) 近畿経済産業局長賞 浄土・禅・天台・真言・各宗派三方開永楽造り
第19回(2007年) 近畿経済産業局長賞 真宗大谷派 三方開永樂造り(御堂造り)
第18回(2005年 名古屋) 彦根市長賞 真宗大谷派 前開金剛造り
第17回(2003年 彦根) 滋賀県知事賞 浄土真宗本願寺派 三方開永樂造り(御堂造り)
第16回(2001年) 連合会会長賞 浄土真宗本願寺派 前開永樂造り(御堂造り)
第15回(1999年 鹿児島) 近畿通産局局長賞 浄土宗 三方開永樂造り
第14回(1997年 三条) 滋賀県知事賞 真宗大谷派 三方開永樂造り(御堂造り)
第13回(1995年 山形) 滋賀県知事賞 浄土真宗本願寺派 三方開永樂造り(御堂造り)
第12回(1993年 山形) 滋賀県知事賞 浄土真宗本願寺派 三方開永樂造り(御堂造り)
第10回(1989年 京都) 中小企業庁長官賞 浄土真宗本願寺派 三方開日照永樂造り(御堂造り)
第9回(1987年 名古屋) 伝産協会会長賞 真宗大谷派 三方開永樂造り(御堂造り)
第8回(1985年 大阪) 伝産協会会長賞 浄土真宗本願寺派 三方開内陣型永樂造り(御堂造り)
第6回(1983年 彦根) 滋賀県知事賞 浄土真宗本願寺派 前開永樂造り(御堂造り)
第5回(1982年 博多) 滋賀県知事賞 浄土真宗本願寺派 三方開御所造り
第4回(1981年 広島) 中小企業庁長官賞 真宗大谷派 三方開永樂造り(御堂造り)
第3回(1980年) 連合会会長賞 全宗派三方開浜型壇 金剛造り
第2回(1979年 名古屋) 連合会会長賞 全宗派浜型壇 金剛造り
第1回(1978年 京都) 通産大臣賞 真宗大谷派 三方開永樂造り(御堂造り)